2008年5月24日 (土曜日)

021: サッカー

かたはらに呼吸(いき)しづかなる汝れにしてサッカー少年なりし太腿

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2007年5月13日 (日曜日)

033:太陽(吉浦玲子)

風邪熱の高校生われ繰りてゐし雑誌『太陽』待合室で

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032:ニュース(吉浦玲子)

ニュースとはこはばる神経CNNアルジャジーラと読み継ぐ夜に

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030:雪(吉浦玲子)

残雪を舐めやうとして夢は覚む口といふ洞(ほら)所在はあらず

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2007年5月 5日 (土曜日)

030:いたずら(吉浦玲子)

いたづらに父から隠れ失ひぬらつぱ水仙黄に咲ける道
 (父、享年32歳)

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2007年5月 4日 (金曜日)

029:国(吉浦玲子)

いきいきと五月の街を走りゆく愛国少年街宣車繰り

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028:カーテン(吉浦玲子)

なんといふ童謡だつたかカーテンの向かふに聞こゆ塵収集車の

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027:給

給食は残さず食べよ昼休み潰しても食べよと戦後教育

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026:地図(吉浦玲子)

渚まで一直線の地図に沿ふ兵庫県立美術館まで

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2007年5月 2日 (水曜日)

025:化(吉浦玲子)

化学式ノートにとりて几帳面に十代過ぎき過去世のごとく

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024:バランス(吉浦玲子)

二足歩行のヒトの苦難をわれは負ひ腰痛の身のバランス正す

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023:誰(吉浦玲子)

かつて誰かでありし白骨重なりぬホロコーストに名を奪はれて

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022:記号(吉浦玲子)

明確な情動は見ゆおびただしき記号がならぶスパムメールに

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021:競(吉浦玲子)

徒競走最後尾なるくるしみの夢のつづきの一日(ひとひ)はじまる

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2007年5月 1日 (火曜日)

020:メトロ(吉浦玲子)

首都離(さか)る夜の記憶のあやしさに東京メトロ東京ばな奈

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2007年4月30日 (月曜日)

019:男(吉浦玲子)

雷(らい)去りて西陽の戻る卓上に芽吹きてをりぬ男爵芋は

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018:酸(吉浦玲子)再送

ゆふやけの酸ゆけき赤さ公園にお習字バック忘られてゐて

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017:玉ねぎ(吉浦玲子)再送

サンプラザ中野唄ひし「玉ねぎ」の恋は定番ゆゑの切なさ

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016:吹(吉浦玲子)

大吹橋のたもとに風はとどまりぬ風去(い)ぬ方へ耳澄ますまで

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じゃんじゃん行きます題詠マラソン

 題詠マラソン、連休中は走り溜めというか(^^ゞ、じゃんじゃん飛ばそうと思っている。歌の質は枯れ木も山の賑わいになってしまいそうだが、とにかく多作が目的なので構わず行く。
 言葉から歌を(ある意味強引に)引っ張ってくる題詠は、通常の歌作とはまた違った作り方になって、自分でもおよ?と意外な作品ができたりもする。(質はともかく(^^ゞ)
 ただ気をつけないといけないのは、私の場合、題詠でやると体言止めが多くなり勝ち。現在のところ、15首中7首が体言止め。通常の作品の場合、2割程度ではないかなあ。体言止めは作り手からしたら「なんか歌が決まった~」という感覚をもちやすく、それはある種の快感なのだが、冷静に考えると安易にイメージや観念に歌を乗せている場合が多々ある。注意注意!

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015:一緒(吉浦玲子)

「バグダッドカフェ」を観てゐる土曜日のだあれも一緒にゐないしあはせ

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014:温(吉浦玲子)

食卓こそ愛、温野菜へ粘度もつドレッシングをとぼとぼかける

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2007年4月28日 (土曜日)

013:スポーツ(吉浦玲子)再送

福音を伝ふるごとく足は美(は)し市民スポーツ祭のランナー
   
   「良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか ローマの信徒への手紙10.15」

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012:赤 (吉浦玲子)

なにごともなき真昼ゆゑ押さむとすエマージェンシーコールの赤

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011:すきま(吉浦玲子)

あるときは日々のすきまにぞんざいに置く祈りさへ君は聞きゐつ

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010:握 (吉浦玲子)

マーマレードジャムの瓶蓋開けむとす握力二十あらざる左手

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2007年3月27日 (火曜日)

009:週末 (吉浦玲子)

週末は雨となりたる電気街ロシアのスパイも濡れつつ過ぎぬ

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2007年3月26日 (月曜日)

008:種 (吉浦玲子)

平常心平常心とぞつぶやきてかぼちゃの種をほほばりてをり

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2007年3月25日 (日曜日)

007:スプーン(吉浦玲子)

ふるさとの水屋に今もしまはれて左利き矯正スプーンはありぬ

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2007年3月22日 (木曜日)

006:使(吉浦玲子)

使徒ヨハネのあふぎし光と異なれどあけぼのすぎの木の間まぶしも

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005:しあわせ(吉浦玲子)再送

しあはせの遠き記憶に卓袱台をひつくり返す父はありしや

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2007年3月21日 (水曜日)

004:限(吉浦玲子)

ハッカーの愛は熟してぬばたまの夜を限りなく奔るパケット

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003:屋根(吉浦玲子)

 永遠より少し短い愛がある玉姫殿の屋根の十字架

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2007年3月19日 (月曜日)

002:晴(吉浦玲子)

衛星より降りくる画像に晴ればれと前世語りてゐる占い師

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001:始(吉浦玲子)

三月のゆきはあかるくふりてこよ始めからある言葉のごとく

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2007年3月18日 (日曜日)

題詠blog2007

 短歌人の吉浦玲子です。初参加します。
 よろしくお願いいたします。

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