033:太陽(吉浦玲子)

風邪熱の高校生われ繰りてゐし雑誌『太陽』待合室で

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032:ニュース(吉浦玲子)

ニュースとはこはばる神経CNNアルジャジーラと読み継ぐ夜に

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030:雪(吉浦玲子)

残雪を舐めやうとして夢は覚む口といふ洞(ほら)所在はあらず

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030:いたずら(吉浦玲子)

いたづらに父から隠れ失ひぬらつぱ水仙黄に咲ける道
 (父、享年32歳)

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029:国(吉浦玲子)

いきいきと五月の街を走りゆく愛国少年街宣車繰り

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028:カーテン(吉浦玲子)

なんといふ童謡だつたかカーテンの向かふに聞こゆ塵収集車の

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027:給

給食は残さず食べよ昼休み潰しても食べよと戦後教育

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026:地図(吉浦玲子)

渚まで一直線の地図に沿ふ兵庫県立美術館まで

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025:化(吉浦玲子)

化学式ノートにとりて几帳面に十代過ぎき過去世のごとく

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024:バランス(吉浦玲子)

二足歩行のヒトの苦難をわれは負ひ腰痛の身のバランス正す

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