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孤悲の両翼

あさやけとゆふやけ孤悲の両翼をたたみてterraに添ひ寝をせむや
                      『きなげつの魚』渡辺松男

 あさやけとゆふやけがそれぞれに翼のイメージなのだろうか?それはこの地球の悲しみの翼であろうか?
 でもその翼をたたむのは、<私>のようにも読める。

 そもそも自分ひとりの悲しみなどちっぽけなものである。他人から見たら取るに足らず、ましてやterra(地球or大地)から見たら、ちっぽけもちっぽけ、砂の一粒のようなもの。
 でも私にとって私の悲しみは私を埋め尽くし、その体感容積は時として全宇宙に等しい。
 
 あさやけとゆふやけのうるわしい翼をもっているのはterraであるが、でもわたしもまた、かがやかしくも痛々しい悲しみの翼を負っている。その翼はだれに見えることはなくても、全宇宙に向かって一瞬広げられるのだ。
 (・・・だれに見えることはなくとも、ただおひとり見られる方がおられる、私はキリスト者であるからそう考がえるが・・・)

 そして、そのただ一瞬広げた翼を私たちはたたんで、ごろりと横になるのだ。
 そして、うつらうつら、大いなる大地に添い寝をする、悲しみの翼などなかったように。
 いたってのんきに、いまだ地上に残る淡い光を感じながら。

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