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京阪電車の夜

 昨日、9時過ぎまで仕事をして帰路、いつもの京阪電車に乗った。
 急行や準急連絡ではなく、普通で各駅停車の電車だった。
 夜10時近い車内、さほど混んでもおらず、なんとなくだるーい感じ。ふと子供の声がするので見ると小学校に上がる前くらいの男の子。お母さんに盛んに話しかけている。地下鉄とかもう少し早い時間帯の京阪なら子供は見かけるけど、この時間帯の京阪では珍しい。
 その子の声を聞きながら、ふっと私が京阪沿線に住んでいた頃の情景がくっきりと浮んできた。10年以上まえ、そう、夜の京阪電車。保育園に通ってた息子と二人で電車に乗っていた。歌会の帰りであったか。まばらな乗客のすがた。<普通>しか停車しない駅が、当時の自宅への最寄駅だったから、今晩のような各駅停車に乗っていた。なんということもない、あの当時のごく当たり前の光景。京阪沿線の車窓の景色は垢抜けない。光が乏しくどちらかというとさびしい。今も十年前もそれは変らず、目の前に、あのときの車窓の景色がくっきりと思い浮かぶ。でもあの頃、そんな車窓を見つめながら、別にさびしくはなかった。希望に満ちていたわけでもなかったけど、あの京阪電車の夜の光景がとても当たり前でごく普通のことだった。小さかった息子は、ぽつぽつと私に話しかけたり寝入ったり。
 思い起こしながら、なんとなくすこしばかり胸が熱くなるような思いにとらわれた。

寝ねし子をうつせる夜の車窓には遠く火の輪となる観覧車
                   『精霊とんぼ』

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