« やずやの香醋 | トップページ | 道を急ぐ人 »

また偽装

 今月だけで少なくとも6回は宿泊した東横インの偽装問題がニュースになっている。
 耐震性などの安全性に関わる問題ではないようだが、身障者向けの設備をこっそり変えたなんて、道義的にはきわめて悪質という気がする。
 ホテルとしてはごくごく標準的なビジネスホテルで、こじんまり、こざっぱりとごく普通で、リーズナブルにそこそこ快適なので愛用していた。だから余計びっくりした。
 ちょっと腹立たしいのは客室に聖書やら仏教の本と並んで、なぜか東横インには「内観」の本やら冊子が置かれていたこと。はじめて泊まったとき、ぱらぱらと見た記憶があるのだが、そこには、自分の生い立ちや周囲の人との関わりなどを振り返って自分の生き方を考えなおすような手法として「内観」が説明されていた。実際は「内観」専門の施設に一週間とかこもって「内観」をするようだ。そこでずっとあれこれ「内観」して自分がいままでいろいろと周りの人にやっていただいていたことを感謝したり、自分のやってきたことを反省したりして、人間的に、あるいは社会的に一皮剥けて、その後の人生や生活に多大な変化が現れるといった事例が紹介されていた。そんな「内観」そのものに私は興味は持たなかったけれど、そういう本や冊子にはかならず東横インの社長の推薦文がのっていて、「ふーん、この社長はこういう人間の内面とか社会への役立ちとかをよく考えている人なのね」と客に思わせるような感じがあった。功なり遂げた経営者などが妙に倫理的に有難いこととか人生訓とか自らの信奉しているメンタルツールなどを喧伝することはよくあるけれど、身障者用施設のごまかしなんて、あまりにもあさましいことをやっていた社長の「内観」っていったいなんなのか・・。ほんとになんだかなあ・・・と思う。
 

|

« やずやの香醋 | トップページ | 道を急ぐ人 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66828/8385437

この記事へのトラックバック一覧です: また偽装:

« やずやの香醋 | トップページ | 道を急ぐ人 »