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堪へきて

P1000066 例によってぼけぼけ・ぶれぶれの写真。新大阪近辺のビル街のなかの、ささやかな街路樹に、辛夷(あるいは白木蓮かなあ?)のつぼみの膨らみ発見。規模は小さいけど、ビルの間のそこここに白い花が咲くのは春のさきぶれとして心がほどける。花が咲くのはまだあと一ヶ月くらい先?
 <堪へきて開く力ぞ・・>っていう辛夷の歌があったよなあと、つぼみを見ながら思いつつ帰宅して、小池光歌集(砂子屋書房 現代短歌文庫)を開く。私はてっきり『廃駅』だと思っていたら、なくて、探すのをあきらめかけたとき、『バルサの翼』の方に発見。しかも、<堪へきて撃てるちからぞ>だった。まあたしかにこっちのほうが、小池氏らしいしバルサの翼っぽい???

堪へきて撃てるちからぞ春浅く辛夷の花をひらかしめたり
                     小池光 『バルサの翼』
 短歌を始めた頃、吉岡生夫さんから『バルサの翼』をお借りして、書写したことがあったが、はっきり言って、当時、ちんぷんかんぷんだった。
 ただありがたい仏典を書写したような満足感はあったが^^;(あの当時、『バルサ・・』はもう入手できず、まだ文庫は出てなかったので書写しないと手元に置けなかった。コピーなんて邪悪なことをする気は到底おこらなかった、純だった私*^^*)。ちんぷんかんぶんだったのは、当時、短歌の言葉にまだ慣れていなかったのと、『バルサ・・』特有の美意識というか感覚についていけなかったからだと思う。その後読んだ第二歌集の『廃駅』のほうは一転わかりやすかった。わたしの小池光入門は『廃駅』からだといっていい。(まあその後『日々の思い出』でぎゃーとひっくり返る・・という変転もあったのだが)いま、『バルサ・・』を読み返すとなんかくすぐったくまぶしい・・。今だと先行するい・�な歌人の影響があるなあというのがわかったりするのだが・・1978年上梓だから、小池氏は三十代に入ったばかり、歌集は二十代後半の歌・・いややっぱりすごい、と思う。

雪に傘、あはれむやみにあかるくて生きて負ふ苦をわれはうたがふ
あえかなるひかりあつめて湯に泛ぶみどりご永遠につばさある毬
満開の森響(な)りいづる夕まぐれ狂へずに来しも弱さとおもふ
うしろ手に扉閉してエレミア書もっとも好む夜あり乾きて

                        『バルサの翼』
 <雪に傘>はバルサの中で、私の一番の愛誦歌。

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