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2014年1月24日 (金)

平安仏教!~湖蓮日日献身編

P1000140 年が明け3月初旬の試験まで二ヶ月を切った。寒い早朝に起きて勉強をするのはなかなかたいへんだった。

 さらに、所属していた教会は大きな節目を迎えていた。主任牧師の交代である。23年間仕えられた牧師が退任して新しい牧師を迎えることとなった。

 教会の役員としてやることはてんこ盛りだった。教会としても23年ぶりの牧師交代・牧師招聘であり、役員のなかに牧師招聘の経験のある人はいなかった。慣れない中で、わたしは書記でもあり、招聘状の作成、招聘条件の調整等、ほとんど手探り状態で行った。

 通常でも1月~2月は新年度へ向けての予算策定・行事計画など大変で2月の教会総会に向けて大わらわの時期である。そのなかで牧師招聘という一大事業の責任の大きさに押しつぶされるような日々だった。

 K牧師はそのような私の状況を見ながらおっしゃった。

「いま、あなたがやっている教会での仕事は将来絶対に役に立ちます。そのすべてがこれからに向けての勉強です。」

 たしかに牧師招聘なんていう経験は長年教会役員をしてても経験しない人は経験しない事項である。それをまだ役員歴の浅い私が経験できるというのは感謝なことであった。

 とはいえ、2月に入り、試験まで一か月を切ったころには、気持ちにも焦りが出てきた。日曜日の午後遅くまで教会に残りながら、もうこのくらいで切り上げて帰って家で勉強しようか、、、と思うこともあった。

 でも「教会のことをおろそかにして勉強しても神様は喜ばれないな」と思い直して招聘や総会の準備を続けた。優等生的にそう思ったのではない。召命が神からのものであれば、神がどうにかしてくださるだろうと不思議と確信していたのである。といっても、役員会が紛糾することもあり、歯を食いしばるような精一杯の思いのときもあった。

 勉強の方で困ったのは、「一般宗教史・日本宗教史」だった。適当なテキストが見当たらなかった。迷いつつ本屋で、「図解・すぐわかる世界の宗教」みたいな安直な本を買って参考にした。

 2月下旬、教会総会を終え、無事、招聘決議も可決され、招聘状も作成できた。

 そしてあっという間に3月、Cコースの一年目の試験を受験に東京に向かった。ちなみにCコースの試験は、現在は3年に分けられている。以前は、いっぺんにすべての科目を受験することもできたそうだが、召命感を確かめるのに最低3年という時間をかけるように変更されたそうだ。各当該年の科目をすべて合格できたところで次年の科目受験へ進めるようになっている。

 その1年目の試験は、事前提出をしていた「説教」と当日の筆記試験として「旧約聖書緒論」「新約聖書緒論」「一般宗教史・日本宗教史」だった。

 K牧師からアドバイスは「とにかく解答用紙に何か書きなさい。万が一、わからない問題が出ても、ピンとはずれと思っても、<何か>書くこと。」だった。

 その言葉通り、書いて書いて書きまくった。解答用紙が足りなくて追加用紙をいただくくらい書いた。全体的な感触は「お、これはいけるかも!?」だった。ただ、「新約聖書緒論」はコリントの信徒への手紙に関する問題への解答に少し自信がなかった。

 一日目の試験のあと、Cコース1年目受講者が集められ、2年目の勉強に向けて検定委員の方からのオリエンテーションがあった。Cコースの1年目の受験者は7,8名ほどだった。40代50代くらいの人がほとんどのようだった。いろんな事情で勉強を続けることに困難を覚えておられる方もいた。また、指導者がいなくて困っている人もいた。自分にはK牧師がおられると思うと、改めて感謝なことだと思った。

 試験の結果は翌日の面談の時に発表された。

 結果は、「説教」「旧約聖書緒論」「新約聖書緒論」は合格だったが、「一般宗教史・日本宗教史」はレポート提出の<追試>を受けることになった。<イスラム教>についての質問にはしっかり答えられていたが、<平安仏教>に対する記述が不足していたとのことだった。それで<平安仏教>についてレポートを提出するようにとのことだった。

 そもそも「一般宗教史・日本宗教史」は勉強の時から不安ではあったが、いざ、追試といわれるとちょっとムッとした。(面談の場で追試料もとられた(~_~;))

 面談後、関係者に連絡すると口々に「レポートを出せば合格できるから良かった良かった」と祝賀ムード一色だった。私としては自分の不勉強は棚に上げて、どうもすっきりしなかった。それでも新幹線で大阪に帰る車内、ようやくリラックスしてきたら、やはりレポート1科目だけで済んでよかったと思った。実質、半年だけの勉強でよく1科目の追試だけで済んだものだ、感謝だなあと、だんだんうれしくなってきた。

 しかし、関西に列車が入り京都に停車したとき、新幹線の窓から京都の景色-さまざまな仏閣が見えた。急に「平安仏教」という言葉が頭によみがえり、なんだかまたムッとした。

 ともあれ、帰阪後、レポートを提出したら、合格通知が3月下旬に届いた。

 どうにか一年目の試験は無事終了した。

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