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2005年8月12日 (金)

樹の下の泥のつづきのてーぶるに かなかなのなくひかりちりぼふ

  『薫樹』巻頭の一首であるが、「泥のつづきのてーぶる」というのがよくわからない。樹のしたに泥があって、そことさほど距離をおかず「てーぶる」がある。この「てーぶる」はほんとに木かなにかでできている「テーブル」と思っていたが、今つくづく読むと、それは泥がこんもりとしてテーブル状になっているごく小さな「てーぶる」かなあ、という気がしてきた。今までほんとに普通のテーブルと思っていたが。
 そのミニチュアの「てーぶる」のうえでかなかなが鳴いているのである。晩夏のひかりをうけて。
 「てーぶる」とかなかな、とても小さな世界である。
 しかしその世界には、ひかりがちりぼひ、こちらの世界を照らす。
 
                   

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